目次

これまでのあらすじ
物語は、名もなき小さな港町から始まる。
世は大海賊時代――
「海賊王」を夢見る少年が現れるよりも、さらに10年前。
物語は、名もなき小さな港町から始まる。
第1話のまとめ
「お前なんかは海賊にはなれるか」
物語の舞台は、風車が印象的な静かな港町。そこには、約1年前から“ある海賊団”が滞在していた。
率いるのは赤髪の男・シャンクス。海賊でありながら、この町は驚くほど平和だった。
その港町に住む少年、モンキー・D・ルフィ。彼は毎日のようにシャンクスに言う。
「俺も海賊にしてくれ」
だが返ってくるのは、笑いながらの一言。
「お前なんかは海賊にはなれるか」
そんなある日、酒場に現れたのが山賊・ヒグマ。シャンクスに酒をぶっかけ、侮辱するが、シャンクスは一切相手にしない。
それを見たルフィは怒る。自分が憧れる男を侮辱されたことが、どうしても許せなかった。
その騒動の最中、ルフィは誤って「ゴムゴムの実」を食べてしまう。
それが“悪魔の実”であることも知らずに。
「どんな理由があろうと、おれは友達を傷つける奴は許さない」
数日後、再び現れたヒグマ。シャンクス不在の港町で、ルフィは一人で立ち向かい、返り討ちに遭う。
だがその瞬間、シャンクスが帰ってくる。
「どんな理由があろうとおれは友達を傷つける奴は、許さない」
そう言い放ったシャンクスは山賊を一蹴するが、ヒグマはルフィを連れて海へ逃げてしまった。
海王類が現れ、ルフィは命の危機に陥る。そこに現れたシャンクスは、ルフィを救う代償として――左腕を失う。
しばらく経ち、別れの時。シャンクスは、自分の麦わら帽子をルフィに託す。
「立派な海賊になって、必ず返しに来い」
10年後。成長したルフィは一人、海へ出る。
「海賊王に、俺はなる!」
――ここから、すべてが始まる。
注目ポイント
シャンクスという男の“本当の強さ”
酒をかけられても笑って済ませる。喧嘩を売られても動じない。
だが――
仲間が傷つけられた瞬間だけは、絶対に許さない。
シャンクスは力を誇示しない。だが、信念だけは一切揺るがない。
だからこそ、人が集まる。
だからこそ、ルフィは憧れた。
麦わら帽子という“物語の核心”
この第1話で描かれる、最大の象徴。
シャンクスがルフィに託した麦わら帽子。
このワンカットは、
物語が終わるその瞬間まで意味を持ち続ける――
そう感じさせるほど、重いシーンだった。
第〇話の名場面・名言
「どんな理由があろうと、おれは友達を傷つける奴は許さない」
シャンクスというキャラクターを、たった一言で表した名言。
上に立つ人間に必要なのは、“賢さ”や“強さ”よりも、絶対に譲らない信念なのかもしれない。

「あんなのかっこ悪いじゃないか!」
酒をかけられても笑っていたシャンクスに向けた、子供ルフィの率直な言葉。
このセリフは、10年後のルフィの成長を測る“物差し”になる。
同じ場面に、大人になったルフィが立ったら――
彼はどう振る舞うのか。
第1話にして、すでに“成長の伏線”が置かれている。

